「10個買った…」購入者エピソード5
2025年2月28日

市役所にエスタスを寄贈してから―
稲沢市役所にエスタスを寄贈した際、中日新聞が取材に来て、後日記事に掲載いただきました。寄贈の記事をきっかけに出会ったお客様です。
玄関によばれましたが…
ある日、突然なんのアポもなく一人の高齢男性が来社されました。「寄贈の記事を握りしめている男性がいます」と対応した社員から聞かされ玄関に向かうと、息も絶え絶えに一方的にお話するお父様に対面しました。ご挨拶も早々に矢継ぎ早に「ここまでやっとたどり着いた!」と話され、「お名前は?」「集音器の件ですか?」と話しかけても返事が返ってきません。「出張所にこれ(記事)を見せて住所を調べてもらったんだ」「地図も書いてくれて—」どうやら全く聞こえていないご様子。
応接室にお通しして、会話ができないので半ば強引にエスタスを装着いただきました。すると「これは凄い!」と驚きの表情と一気に会話が成立しました。
近所にお住まいだというY様。「これまで10個買って機器を試したけど、これが一番良い!」と感動されていました。
今日は帰ります
新聞記事を見つけたときに「これだ!」と思い弊社を探しまわってくださったそうで。聴こえない状態で出張所の窓口でやりとりされていたことを想像し胸が熱くなりました。
ひとしきりエスタスを試されたY様は「今日は帰ります」「ふた月後、年金が出てから買います」とのこと。帰られる際に後ろから「おいくつですか!?」と話しかけても、エスタスがないと全く会話ができなくなっていました。
「助かった!」
後日Y様が来られたときはしっかりアポイント?をとってくれました。ただその方法が現代では衝撃的でして。Y様の突然の来社を忘れたころ、会社に私宛のハガキが届きました。それは、流れるような筆文字で「明日の**時に買いに行きます」とのこと。私も手書きのハガキで予定を抑えられたのは初めてでした(笑) 予定が空いていたからいいものの、ビジネスではメールが主流の現代に、ハガキで行くことだけ伝える、という手法に逆に新しい風を感じました。
Y様が来社し製品をお渡しする際も、サンプル機を装着いただきながら製品の説明をしました。改めてエスタスを使いながらY様がしみじみと「助かった…」と一言。それからは「いままで新聞広告みていろいろ買った」「他のは金属音に聴こえた」「これが一番自然でいい!」とべた褒めでした。

しあわせのかたち
エスタスがどれほど多くの人々の生活を変える力を持っているかを改めて実感したエピソードとなりました。Y様のように、目の前で苦しんでいた現実を、今まさに変えることができて喜んでいる方を見るのが、自分にとってこんなにも嬉しい事なのかと体感することができて、私の方が感謝の気持ちでいっぱいになりました。
これからも、エスタスを通じて多くの方々に笑顔を届けていきたいと思います。